サマリー情報
課題
- ・英検®ライティングの添削は先生の負担が大きく、採点基準にばらつきが生じやすい
- ・ライティング指導は一斉授業との相性が良くなく、生徒一人ひとりへの対応が難しい
- ・英検®の要約問題は過去問が少なく、演習量を確保しにくい
解決策
- ・UGUIS.AIを導入し、AIによる即時採点・フィードバックでライティング添削を効率化
- ・iPadを使い、生徒が保持級+1のレベルを目安に自走でライティング練習に取り組める環境を整備
- ・過去問が少ない要約問題もAIで生成し、演習量を確保
効果
- ・英検®二次試験の合格率が向上している実感
- ・家庭学習に取り組んだ生徒は8名中7名が2級に合格
- ・多い生徒は約50日間で60回以上のライティング練習を実施するなど、学習量が大幅に増加
- ・保護者からも家庭での取り組みぶりについて好意的な声が寄せられている
教育目標・特長
- ・文理コース・進学コースの生徒162名を対象に英検®受験を推奨(受験者は各回約70名程度・年間延べ200名以上)
- ・2年生は今年度5月から週1回、授業でもUGUIS.AIを活用
- ・生徒それぞれの保持級に応じたレベルでライティング力を段階的に強化
学校について
鹿屋中央高等学校のご紹介
鹿屋中央高等学校は、学校法人前田学園が運営する鹿児島県鹿屋市の私立高校である。1968年に鹿屋商業高等学校として創立し、1983年に普通科・医療業務科を設置して現校名に改称、2003年には人間科学科を新設した。現在は人間科学科のもとに文理コース・進学コース・体育コース・教養コース・調理コース・食物コースの6コースを設置している。
「真・善・美」を掲げる校訓のもと、生徒・教職員・保護者・地域社会が力を合わせて生きる力を育む教育を実践している。文理コースは医学部・歯学部・薬学部等への合格を、進学コースは文武両道での国公立大学進学を目標としている。
学校法人前田学園
鹿屋中央高等学校
お話を伺った方
文理コース・進学コース 英検®指導ご担当の先生
英語教育・英検®指導の特色について
文理コース・進学コースの162名に英検®受験を推奨。各回約70名程度、年間延べ200名以上が受験している。
「真・善・美」を掲げる校訓のもとで育む生きる力
1968年に鹿屋商業高等学校として創立し、1983年に普通科・医療業務科を設置して現校名に改称した。「真・善・美」を掲げる校訓のもと、生徒・教職員・保護者・地域社会が力を合わせて生きる力を育む教育を実践している。
人間科学科6コース制による多様な進路実現
2003年に新設した人間科学科のもとに、文理コース・進学コース・体育コース・教養コース・調理コース・食物コースの6コースを設置。文理コースは医学部・歯学部・薬学部等への合格を、進学コースは文武両道での国公立大学進学を目標としている。
大学入試を見据えた英検®受験の推奨
大学入試で英検®が活用される機会が増えていることを踏まえ、文理コース・進学コースの生徒162名に英検®受験を勧めている。受験は必須ではないものの「できれば受けたほうがよい」というニュアンスで伝えており、各回約70名程度、年間延べ200名以上が受験している。
UGUIS.AIの活用について
導入の背景と課題
英検®の4技能のうち、スピーキングを除く3技能(リーディング・ライティング・リスニング)を指導対象としているが、先生方だけで対応できるのはリーディングまでで、ライティングにはどうしてもマンパワーを割かざるを得なかった。ライティングの指導は教員にも生徒にも課題があり、生徒にとって理解を深める授業にするのが難しかった。
従来はライティングの過去問に生徒が取り組み、提出したものを先生が添削して返す方法をとっていた。添削には時間がかかるうえ、採点基準は先生によって、また同じ先生が採点する中でもばらつきが生じやすく、公平な評価を保つことが難しいという課題があった。
ライティング指導は一斉授業との相性も良くなく、生徒一人ひとりに向き合う指導の実現が課題となっていた。英検®に特化した授業は設置していないが、補習の中で英検®教材を使って指導してきた。
先生の声
先生によって採点にばらつきが出ますし、同じ先生の中でも、10人を採点した場合、1人目と10人目の採点基準を保つことは困難です。

生徒が書いた英作文を写真で撮って提出し、その場でフィードバックを確認する
活用方法:「保持級+1」を目安にした自走学習
生徒それぞれが今持っている級の一つ上を目安に練習。iPadで自走し、多い生徒は60回以上の演習に取り組んだ。
2年生は今年度の導入以降、週1回、授業でUGUIS.AIを活用している。英検®を受験するかどうか、受験する級も生徒によって異なるため、それぞれ今持っている級の一つ上を目安にライティング練習に取り組む。2年生は全員がiPadを所持しており、使い方を先生と一緒に確認した後は、生徒自身がAIと対話しながら自走で学習を進められる。利用状況を確認すると、多い生徒は60回以上のライティング練習に取り組んでいた。
授業内での活用
週1回の授業で個別指導を行いながらUGUIS.AIを活用。生徒が書いた英作文を写真で撮って提出し、その場でフィードバックを確認する運用が定着している。
家庭学習での活用
家庭でも継続して取り組んだ生徒8名のうち7名が英検®2級に合格。中には2級に2回不合格だった生徒が、UGUIS.AIでの練習を通じて要約・意見を書く問題を20分程度で終えられるようになり、その手応えを保護者に伝えたという声も届いている。
要約問題の自動生成
英検®の要約問題は過去問が少なく教材準備の負担が大きいが、UGUIS.AIでほぼ無限に問題を生成できるため、演習量の確保に役立っている。
先生の声
以前は2級に2回落ちていた生徒が、UGUIS.AIで練習を重ねて、要約と意見を書く問題が20分で終わるようになったと、保護者を通じて聞きました。

週1回の授業では個別指導を行いながらUGUIS.AIを活用している
導入後の効果
英検®二次試験の合格率向上を実感。マンパワーでは届かなかった量の添削・フィードバックが可能に。
ライティング対策としてUGUIS.AIを活用することで、英検®二次試験の合格率が上がっている実感がある。厳密なデータ集計はしていないものの、マンパワーだけでは対応できない量の添削・フィードバックを実施できるようになった手応えは大きい。
学習量の大幅な増加
生徒によっては60回以上ライティング練習を行うなど、従来のマンパワーでは実現できない演習量に取り組めている。
生徒の自走学習が定着
2年生はiPadを使い、使い方を確認した後は生徒自身が自走してライティング練習に取り組める。書いて写真を撮り、フィードバックを確認するサイクルが定着している。
上位級への合格実績
今年度、英検®準1級に初めて挑戦した2年生が一発合格。5月から6月末にかけて週1回程度のライティング授業を継続した成果だという。
先生の声
最初にみんなで使い方を確認すれば、あとは生徒の方がどんどん使ってくれます。多い子だと60回以上ライティングの練習をしていました。
今後の活用展開・展望
週1回をミニマムとしたライティング学習のペースを維持し、生徒の主体性を引き出していく。
学習ペースの維持と意識づけ
英検®の一次・二次試験が終わると、その結果次第でライティング学習のペースが落ちてしまう生徒が出てくる。夏休みなど学校に通わない期間(2週間程度)も含め、補習の中で週1回程度のライティングの機会を維持し、意識づけを継続していきたいと考えている。
生徒の主体性を引き出す運用
週1回というミニマムな頻度を示すことは、生徒にとって「必要な分は家庭でも自主的に取り組んでよい」というメッセージにもなっている。意欲の高い生徒は家庭でも自ら演習を重ねており、押しつけではなく生徒の主体性を引き出す運用につながっている。
先生の声
週1回はミニマムで、さらに演習が必要だと感じる生徒は家でも自習してくれます。『とにかくこれをやっておいてね』という押しつけではないと感じてもらえているのではないかと思います。
学校基本情報
| 学校名 | 学校法人前田学園 鹿屋中央高等学校 |
| 所在地 | 鹿児島県鹿屋市寿8丁目12番26号 |
| 設置学科 | 人間科学科(文理コース・進学コース・体育コース・教養コース・調理コース・食物コース) |
| 創立 | 1968年(鹿屋商業高等学校として創立、1983年に現校名へ改称) |
| 校訓 | 真・善・美 |
| UGUIS.AI活用対象 | 文理コース・進学コース 162名(2年生は週1回の授業でも活用) |
| 英検®受験者数 | 2026年度 各回約70名程度・年間延べ200名以上 |



