UGUIS.AI
千葉大学教育学部附属中学校 校舎(校庭より)
導入事例

「自分の英語を観る力」を育てる — UGUIS.AIが拓くAI時代のライティング指導

1学年全3学級96名で3か月間活用。英作文の語数が16.3%増える一方で、10語あたりの誤り数は27.3%減少した

1学年 全3学級96名にUGUIS.AIを導入2025年12月〜2026年3月の3か月間
+16.3%英作文の語数が増加39.8語 → 46.3語(n=84)
▲27.3%10語あたりの誤り数が減少1.1個 → 0.8個
2つの実践授業誤りを自分で見つけて直す活動「あなたもUGUIS.AI」「いきなり作家にチャレンジ」

サマリー情報

課題

  • ・添削・フィードバックに多大な時間と労力がかかり、教員の負担が大きい
  • ・既存ツールでは「なぜ誤りなのか」の理由が得られず、生徒が深く理解できない
  • ・約8割の生徒が「英語で文章を書くときに間違えるのが心配」と感じ、自己表現への自信が低い
  • ・約9割の生徒が「書いた英語が正しいかすぐに知りたい」と感じているが、即時フィードバックの仕組みがない

解決策

  • ・UGUIS.AIを1学年全3学級(96名)に導入(2025年12月〜2026年3月)
  • ・実践授業①「あなたもUGUIS.AI」:誤りのある英文を自力で修正し、UGUIS.AIで検証する活動
  • ・実践授業②「いきなり作家にチャレンジ」:グループ創作とUGUIS.AIオペレーター役による協働学習
  • ・家庭学習として各自の実態に合わせた英検®対策を奨励

効果

  • ・英作文の語数が39.8語から46.3語に増加(3か月で+16.3%)
  • ・UGUIS.AIによる指摘誤り数が4.5個から3.9個に減少、10語あたりの誤り数は1.1個から0.8個に改善
  • ・教員の添削・フィードバック負担が軽減し、他の指導に時間を配分
  • ・「自分の英語を観る力」が育ち、生徒が主体的に誤りを発見・修正する姿勢が芽生える

教育目標・特長

  • ・教育目標「自己理解・自己決定・自己実現」。生徒の自主性と主体性を重んじる教育活動
  • ・全学年混合のゼミ形式で行う「探究」の時間、生徒自身が学習端末の適切な利用を考える「ICT推進生徒委員会」
  • ・2年次のBritish Hillsへの校外学習、オーストラリアへの海外研修といったグローバル教育

学校について

千葉大学教育学部附属中学校のご紹介

千葉大学教育学部附属中学校は、千葉大学の西千葉キャンパス内(千葉県千葉市稲毛区)に位置する国立大学附属の中学校である。2025年に創立60周年を迎え、長年にわたって地域の教育拠点として歩み続けている。

教育目標は「自己理解・自己決定・自己実現」。生徒の自主性と主体性を重んじる教育活動が特色である。具体的には、全学年混合のゼミ形式で行われる「探究」の時間、学習端末の適切な利用を生徒自身が考える「ICT推進生徒委員会」、そして2年次のBritish Hillsへの校外学習やオーストラリアへの海外研修といったグローバル教育が挙げられる。

千葉大学教育学部附属中学校 校章

千葉大学教育学部附属中学校

国立大学附属中学校(千葉県千葉市稲毛区)

お話を伺った方

英語科 中井 康平先生

教育目標と学校の特色について

生徒の自主性と主体性を重んじる教育活動が特色。探究学習・ICT活用・グローバル教育の3つの柱で、生徒が自ら考え、自ら決める学びを支えている。

POINT01

「自己理解・自己決定・自己実現」を掲げる国立大学附属校

千葉大学の西千葉キャンパス内(千葉県千葉市稲毛区)に位置する国立大学附属の中学校である。2025年に創立60周年を迎え、長年にわたって地域の教育拠点として歩み続けている。教育目標に「自己理解・自己決定・自己実現」を掲げ、生徒の自主性と主体性を重んじる教育活動を展開している。

POINT02

全学年混合のゼミ形式で行う「探究」の時間

学年の枠を越えた混合ゼミ形式で「探究」の時間を運営している。生徒が自ら課題を設定し、学年を越えた仲間とともに学びを深める仕組みが整えられている。

POINT03

生徒自身が学習端末の適切な利用を考える「ICT推進生徒委員会」とグローバル教育

学習端末の適切な利用を生徒自身が考える「ICT推進生徒委員会」を設置している。また2年次のBritish Hillsへの校外学習やオーストラリアへの海外研修など、実践的なグローバル教育にも力を入れている。

UGUIS.AIの活用について

導入の背景と課題

英語科の中井先生は、これまでの英作文指導の変遷を振り返りながら、UGUIS.AI導入に至った経緯を語る。

4〜6年前は、生徒が書いた作文をALTやJTEがチェックする体制をとっていた。しかしフィードバックに時間がかかるうえ、教員側の労力も相当なものであった。その後、オンライン添削ツールを活用した時期もあったが、「こうじゃないんだよなぁ」という感覚が拭えなかったという。ツールが難解な表現を提案しても生徒がそれを鵜呑みにしてしまう問題や、「なぜ誤りなのか」の理由が得られないという課題があった。

さらに近年はGeminiやChatGPTなどの生成AIが台頭したが、同様の問題に加えてプロンプトを作成する手間もあり、授業への活用には課題が残っていた。

こうした試行錯誤の末に中井先生が掲げた目標は、「上手にUGUIS.AIを使いながら書く技能を高める生徒を育成したい」というものであった。単に英文を正しく直すためのツールではなく、「自分の英語を観る力」を生徒自身に育ててほしい、という願いがUGUIS.AI活用の根底にある。

導入前に見えていた生徒の実態(アンケート90件回答)

約6割「英語で文章を書くのが好き」と回答
約4割「自信を持って英作文に取り組めない」と回答
約8割「英語で文章を書くときに間違えるのが心配」と回答
約9割「書いた英語が正しいかすぐに知りたい」と回答

この結果は、生徒たちが英語ライティングに前向きな一方で、誤りへの不安と即時フィードバックへの強いニーズを抱えていることを示していた。UGUIS.AIはまさにこのニーズに応えるツールとして期待された。

Chromebookで自分の英文をUGUIS.AIに確認させる生徒

生徒は書いた英文をUGUIS.AIに貼り付け、指摘された誤りとその理由をその場で確認する

授業での活用方法:2つの実践授業と家庭学習

ツールに頼りきる「コピペ学習」を避ける。UGUIS.AIのフィードバックを受けながらも生徒が自分の頭で考え、「自分の英語を観る力」を育てるという視点から活用を設計した。

STEP01

実践授業①「あなたもUGUIS.AI」

意図的に誤りを含んだ英文(東京旅行や大谷翔平選手に関するエッセイなど)を生徒に提示し、まず自力で誤りを見つけて書き直してもらう。その後、書き直した英文をUGUIS.AIに貼り付け、指摘された誤りの数を確認する。採点基準は「誤りが少ないほど優秀」というシンプルなものである(0〜2個:あなたはUGUIS.AI、3〜5個:あなたはちょっとUGUIS.AI、6〜9個:目指せUGUIS.AI)。このゲーム感覚の仕掛けが生徒の意欲を引き出し、「UGUIS.AIより先に誤りを見つけよう」という主体的な取り組みを生んだ。

STEP02

実践授業②「いきなり作家にチャレンジ」

グループ協働による創作活動である。イラストと書き出し文が与えられ、グループで協力して英語のストーリーを作成する。役割は①下書きA・②下書きB・③エディター(自分でUGUIS.AIになったつもりで誤りを発見・修正)・④UGUIS.AIオペレーター(実際にUGUIS.AIで誤りを検出し仲間に伝える)の4つに分かれている。③エディター役は「UGUIS.AIの結果が良かった生徒」、④オペレーター役は「自分の言葉で誤りを伝えられる自信がある生徒」が担当し、グループ内で学びが循環するボトムアップ型の活動を実現した。

STEP03

授業内の「書く」活動と家庭学習での英検®対策

授業中の「書く」活動(QA・日記など)では、生徒が自由にUGUIS.AIを活用してよいことを指導している。また家庭学習では、各自の実態に合わせた英検®対策の学習も奨励している。

生徒のワークシートには活動後の振り返りが記されており、役割ごとに深い気づきが生まれていることが伝わる。

生徒の声

今回の取り組みではAIを使って修正するUGUIS.AIオペレーターとして取り組みましたが、そのままAIが言ったことを移してしまうと正しい意味ではないということが複数個あり、今後学習に使う際に気をつけておきたいととても思いました。自力で正しい文が書けるようにしていくことが最も重要だとこの取り組みで特に思いました。
「いきなり作家にチャレンジ」UGUIS.AIオペレーター担当生徒
教室で生徒の机間を回りながら助言する先生

UGUIS.AIが提案する指摘の「意味」を生徒と一緒に考える。教員は生徒の学びに並走する新たな役割を担う

導入後の効果

3か月で英作文の語数は増え、同時に誤り数は減った。「たくさん書いてもミスが少ない状態」に近づいている。

2025年12月(事前)と2026年3月(事後)に同条件のライティングテスト(5分間で自分のことを表現する英作文)を実施し、UGUIS.AIで語数と誤り数を計測した(n=84)。

ライティングテストの変容

事前(2025年12月)と事後(2026年3月)の同条件テストの比較(n=84)

語数(平均)

多いほど良い
事前 12月
39.8語
事後 3月
46.3語
横軸は 0〜50語+16.3% 増加

誤り数(平均)

少ないほど良い
事前 12月
4.5個
事後 3月
3.9個
横軸は 0〜5個▲13.3% 減少

10語あたりの誤り数

少ないほど良い
事前 12月
1.1個
事後 3月
0.8個
横軸は 0〜1.2個▲27.3% 減少
指標事前テスト(12月)事後テスト(3月)
語数(平均)39.8語46.3語(+16.3%)
誤り数(平均)4.5個3.9個(▲13.3%)
10語あたりの誤り数1.1個0.8個(▲27.3%)

同条件のライティングテスト(5分間で自分のことを表現する英作文)を実施し、UGUIS.AIで語数と誤り数を計測した。棒の長さは0を起点とした実数に比例する。横軸の上限は指標ごとに設定しているため、指標をまたいだ長さの比較はできない。

この結果から、語数が伸びる(より多く書けるようになる)と同時に誤り数が減少するという好ましい変容が確認された。ライティングの流暢さと正確性が両立してきていることがわかる。

POINT01

添削・フィードバックの負担が明らかに軽減

軽微なミスが修正された状態で提出されるようになり、教員が内容の指導に集中できるようになった。英作文の添削とフィードバックにかかっていた負担が明らかに軽くなった。

POINT02

「生徒とUGUIS.AI」という新しい学習の形

生徒が自分のタイミングで疑問を解消できるようになり、個別最適な学びが実現した。教員を介さずに生徒自身が確認・修正のサイクルを回せる点が大きい。

POINT03

教員は生徒の学びの並走者へ

UGUIS.AIが提案する指摘の「意味」を生徒と一緒に考えることで、教員は生徒の学びに並走する新たな役割を担えるようになった。

先生の声

英作文の添削とフィードバックにおける負担が明らかに軽くなりました。軽微なミスが修正されて提出されるので、教員が内容の指導に集中できるようになりました。
千葉大学教育学部附属中学校 英語科 中井 康平先生

今後の活用展開・展望

単なる添削ツールとしてではなく、生徒が自分の英語と向き合い、思考を深めるための「学びのパートナー」として活用していく。

POINT01

「上手にAIを使いながら書く技能を高める」実践の継続

今後もUGUIS.AIを授業に位置づけながら、生徒が上手にAIを使いながら書く技能を高めるための実践を継続していく予定である。

POINT02

「学びのパートナー」としてのUGUIS.AI活用

単なる添削ツールとしてではなく、生徒が自分の英語と向き合い、思考を深めるための「学びのパートナー」としてのUGUIS.AI活用が、千葉大学教育学部附属中学校での英語教育をより豊かなものにしていくことが期待される。

先生の声

上手にUGUIS.AIを使いながら書く技能を高める生徒を育成したい。単に英文を正しく直すためではなく、「自分の英語を観る力」を生徒自身に育ててほしいと考えています。
千葉大学教育学部附属中学校 英語科 中井 康平先生

学校基本情報

学校名千葉大学教育学部附属中学校
所在地千葉県千葉市稲毛区(千葉大学西千葉キャンパス内)
学校種別国立大学附属中学校
特徴2025年に創立60周年。教育目標「自己理解・自己決定・自己実現」。全学年混合の探究学習、ICT推進生徒委員会、グローバル教育(British Hillsへの校外学習・オーストラリア海外研修)
ご担当英語科 中井 康平先生
UGUIS.AI導入時期2025年12月〜2026年3月
対象生徒1学年全3学級(96名)

貴校・貴塾への導入について
お気軽にご相談ください

事例に関するご質問や、導入のご相談・無料トライアルのお申し込みはこちらから。